皆さんは海外旅行へ出かける際に、防犯についてどの程度意識していますか？せっかくの海外旅行の思い出は、トラブルなく楽しいままで終わらせたいものですよね。この記事では、おすすめの防犯グッズや、防犯対策の心得をご紹介します。海外旅行前には必ずチェックしておきたい内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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海外は日本よりも犯罪が起きやすい？

海外は日本よりも犯罪が起きやすく、危険だと聞いたことがあるのではないでしょうか。実際の危険度は、国や地域によって大きく異なります。場所によっては、路地を一本変えただけでも、犯罪率が大きく変わるケースもあるほどです。

 

しかし、世界的に見ても日本の治安が良いことは事実であり、海外へ出かける際には、普段よりも気を引き締めて行動しなければなりません。また、お金を持っていそうでガードの甘い日本人観光客は、犯罪者に狙われやすいといわれています。防犯アイテムを活用し、防犯対策の基本を心得ておくことで、リスクを低減させましょう。

おすすめの防犯アイテム4選

スリやスキミングなど、海外における犯罪の手口はさまざまですが、近年ではそれらの犯罪の対策に適したアイテムが販売されています。ここからは、海外旅行にぜひ持って行きたい防犯グッズを4種ご紹介します。旅行中の安全度を上げるためにも、ぜひチェックしてみてください。

南京錠・ワイヤーロック

海外旅行の際に必ず必要なのが、スーツケースを外から開けられないようにする南京錠や、特定の場所にスーツケースを固定するためのセキュリティーワイヤーロックです。これらの両方を活用することで、その場で荷物の中身を持ち去られることを防げますし、スーツケースごと盗られるトラブルも防止できます。シリンダー錠タイプのものやダイヤル錠タイプのもの、外されるとアラームが鳴るタイプのものなど種類豊富であるため、用途や目的に合った製品を見つけてください。

防犯ブザー

旅行中には荷物を守ることも大切ですが、自分の身を最優先に守りましょう。身の危険を感じた際に大声で助けを呼ぼうとしても、上手く声が出ないものです。防犯ブザーを1つ持っていれば、スイッチをしたりヒモをひいたりといったアクションのみで、けたたましい音を鳴らすことができます。襲ってきた犯人を大きな音でひるませて、逃げるチャンスを作れるかもしれません。1人で旅行に行かれる方や女性の旅行者は特に、防犯ブザーを持ち歩くことをおすすめします。

スキミング防止グッズ

クレジットカードのスキミングとは、カードの情報やパスポートの個人情報を「スキマー」と呼ばれる装置を使って、不正に読み取る犯罪を指します。スキマーを使用して情報を読み取るには、1秒〜数秒しかかからないため、被害に遭ってもなかなかすぐには気付けません。クレジットカードを多用する海外でスキミング被害を防止するためには、スキミング防止用のアイテムを活用することが大切です。

 

スキミング対策がされているカードケースや財布、パスポートケースなどは、スキミングの電波を遮れる仕様になっているため安心です。バッグタイプのものもあるため、カードやパスポート類などの貴重品をまとめて入れておくのにも活躍します。

セキュリティベルト

スリ対策のためのセキュリティベルトは、海外旅行中の町歩きの際に欠かせない防犯グッズです。服の中に装着できるため、他人から手を伸ばして盗られる心配がありません。体に密着させられるので安心感があり、置き忘れを防げるのもメリットだと言えるでしょう。

 

腰巻式のものか首掛け式かの違いだけではなく、薄くて軽いタイプのものやスキミング防止機能が付いているもの、収納が多いものなど機能面もさまざまなので、自分に合ったものを探してみてください

【海外旅行】覚えておきたい防犯対策

 

海外旅行を安全に楽しむためには、防犯に対する心構えが大切です。ここでは、覚えておきたい防犯対策をご紹介します。

貴重品から目を離さない

海外旅行中は、一瞬の油断が命取りになってしまいます。たった少しの間だったとしても、貴重品から目を離さないようにしてください。カフェやレストランで椅子の下にバックを置いて安心して行っていると、こっそり忍び寄ってきた犯罪者に盗まれてしまうケースもあります。荷物から注意をそらさず、移動する際にはすべての荷物を持っていることを必ず確認してください。

高価なものは持っていかない

旅行先で出歩く際に、高価なものや多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。そうすることで、万が一犯罪にあったとしても、最小限の被害で済ませられます。また持ち歩く分のお金やクレジットカードも、2カ所以上の場所に小分けにしておいてください。場所を分散しておくことで、万が一の場合に全財産を失うリスクが低減されます。

 

また、犯罪グループに目をつけられないためにも、できるだけ地味な服装や持ち物を意識して、ブランド物や高級品を露骨に身に付けないように気をつけましょう。例えば、ショッピング帰りに、ブランドのロゴが記された袋を持って歩くのは、ブランド品やお金を持っていることをアピールしているのと同じです。また、頻繁にスマホを出して写真撮影に夢中になっていると、ひったくられる可能性もあります。強盗やスリに合わないためにも、日本の感覚を捨てて、十分に注意しながら行動してください。

声をかけてくる人を信用しない

旅行先での出会いは素敵な思い出になりますが、安易に他人を信じないようにしてください。手馴れた様子で日本語で話しかけてくる人や、馴れ馴れしく近寄ってくる人には要注意です。ぼったくりの店に連れて行かれたり、高級品を売りつけられたりすることもあります。

 

また観光中の日本人をターゲットにして自宅に誘い込んだり、飲食物を勧めて眠らせた後に金品を強奪する、睡眠薬強盗などの被害が多発しています。被害に遭うだけではなく、警察と共謀して無実の罪を着せられてしまうケースもあるため、十分注意してください。

その国で流行っている犯罪や手口を知る

世界中には、両替詐欺や白タク詐欺、スリや強盗など、観光客を狙ったさまざまな犯罪があります。犯罪の内容が同じであっても、国によって、声の掛け方や手口は多様です。しかしその地域や国によって、犯罪のパターンが決まっていたり、流行っている手口があるものです。ガイドブックやWEB上で情報が得られるため、渡航先で流行っている犯罪の特性をつかんでおきましょう。

治安の悪いエリアには行かない

安全とされている国の中でも、特定の区域やストリート、時間帯によって治安が悪いケースがあります。事前に、外務省の海外安全ホームページで情報を仕入れておき、危険なエリアには立ち入らないようにしてください。ホテルのフロントの人に犯罪多発地域を確認するのも、リアルな意見が聞けるためおすすめです。

 

また渡航先がどこであっても、暗い場所で犯罪は多発するため、夜間の外出はできるだけ控えてください。日本では夜道を歩くのも問題ない地域が多いですが、海外ではそうではありません。地域によっては、地元の人すら夜は出歩かないというケースもあるため、注意しましょう。万が一出歩く場合には、人通りのある明るい通りを選んで歩いてください。

クレジットカードの利用時は特に注意する

クレジットカードを取り出す回数に比例して、スキミング被害に遭うリスクが高まってしまいます。クレジットカードについては、高額な買い物を避けて、使用回数もできるだけ減らしてください。またカードを使わない場合にも、何気なく財布やカードケースから取り出すような行動は避けましょう。

 

クレジットカードを使用した際には、利用控えを請求日までしっかりと保管し、利用履歴と照らし合わせながら確認してください。頻繁に確認をしておけば、不正利用が行われた際にもすぐに気が付けて、被害を最小限にとどめられます。

まとめ

いかがでしたか。おすすめの防犯グッズや、防犯対策の心得をご紹介しました。自分だけは大丈夫だと思っていても、犯罪の手口は年々巧妙さを増しており、気づいたら騙されていた…というケースが後をたちません。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただき、安全に海外旅行をお楽しみくださいね。