御札を寝室に祀りたいけれど、罰当たりに相当する行為にあたるのではないか…と心配してしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、御札を寝室に飾っても問題ないかどうかの疑問にお答えします。神棚や御札の意味や、寝室に御札を飾る際のポイントも解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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神棚や御札の持つ意味は？

神棚とは、自宅内や会社に設けられた祭壇で、神様を祀る場所です。家族や仕事を守ってくれる、小型の神社と捉えてみると解りやすいかもしれません。棚そのものはもちろんですが、棚の上にあるお宮も含め神棚と呼びます。

 

一方御札は、神社やお寺が授与する護符の一種で、さまざまな祈りが込められているものです。生活空間に祀っておくことで、神や仏の御加護が得られ、災いを避けられると古来より信じられています。

寝室に御札を飾ってもOK

結論からお伝えすると、寝室に御札を祀っても問題ありません。人が家の中で一番多くの時間を過ごす場所なので、御札の恩恵をたっぷりと受けられるでしょう。

 

ただし、御札は本来、家族がよく通る場所や、風通し良好で日の当たる明るい場所に納めるのが基本です。家族の一部しか使わない寝室だったとしても、全員が神棚の存在を忘れないようにし、感謝の気持ちを持ち続けましょう。天気の良い日にはカーテンや窓を開けて換気を行えば、神様も喜んでくれます。

神棚がない場合の対処法

寝室には神棚がない場合がほとんどではないでしょうか。近年ではスタイリッシュなデザインの神棚やコンパクトなタイプの神棚が販売されているので、御札を拝受した機会に購入するのもおすすめです。

 

スペースに余裕がないなどの理由でどうしても神棚を置けない場合には、壁に立て掛けたり、セロハンテープで貼っても良いでしょう。その場合は、大人の目線より高い場所に御札を配置し、御札の下には白い布や半紙を敷いてください。

寝室に御札を飾る際のポイント4選

ここでは、御札を飾る際のポイントを紹介します。

清潔な場所を選ぶ

日本の神様は穢れを非常に嫌います。寝室はホコリが溜まりやすいため、常に清潔を保っておきましょう。もしも部屋が散らかっている場合には、先に部屋をきれいにしてから、御札を祀る場所を掃除してください。

 

清潔を保ちこまめに換気をしていれば、そこで過ごす人にとっても気持ちが良く、健康にも良い影響があるでしょう。神様が居心地良く感じる場所は、人間にとっても居心地の良い場所だと覚えておいてください。

目線より高い位置に飾る

御札を祀る場所は、必ず目線よりも高い場所を選んでください。神様にまつわるものを見下ろすのは、大変失礼な行為にあたってしまうため、御利益が薄れてしまうでしょう。

 

ただし飾る位置があまりにも高すぎると、ホコリが溜まりやすくなったり、掃除がしにくくなってしまうデメリットがあります。お供え物をこぼしてしまう危険性もあるため、ほどよい高さを選んでください。

定期的に拝礼する

本来御札を祀る場所は、家族全員が集まる気の流れが活発な場所が良いとされています。寝るとき以外にはなかなか立ち入ることのない寝室ですが、御札を飾っていることを忘れず拝礼を欠かさないようにしてください。いつも神様に見守っていただいていることを、忘れないようにしましょう。

白い布か白い紙を敷く

神棚がなく、壁に立てかける場合や家具の上に置く場合には、御札の下に白い布や半紙を敷いてください。白いものを敷くことで清潔で神聖な場所であることを明示できるため、神様を祀る場所に相応しくなるでしょう。神様は汚いものが大嫌いなので、白や布や半紙が汚れてしまった場合には、こまめに取り替えてください。

まとめ

いかがでしたか。この記事では、御札を寝室に飾ることについての話や、神棚や御札の意味、寝室に御札を飾る際のポイントを解説しました。御札は寝室に飾っても問題ありません。寝室に配置する場合には、寝室の清潔を常に保ち、換気や日当たりにも気を使いましょう。また、家族全員が、御札の存在や感謝の気持ちを忘れないように心掛けてくださいね。