厄除け御札を祀る場所や方角は?祀り方の注意点や返納方法も解説
長い人生の中には肉体や社会的な立場、役割りが大きく変わりやすい節目があります。この時期は良い変化もある一方、予期せぬ災難も起こりやすいため、日本では古くから厄年として、心の準備をして慎重に過ごすようにしてきました。
厄年には災難を避けて平穏に過ごせるように、厄払いの御祈祷を受けたり、厄除けの御札を授かったりする人も多いでしょう。そこで本記事では厄除けの御札の祀り方や、お祀りする際の注意点について解説します。
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目次
厄除けの御札とは?授かるタイミングはいつ?
一口に御札と言っても、受けられるご加護はお寺や神社、種類によって異なります。厄除けの御札は厄を寄せ付けないための力が込められた御札で、厄年を迎える人や悪いことが続いている人におすすめです。
厄除けの御札を授かるタイミング
厄除けの御札を授かるタイミングは基本的にはいつでも構いません。しかし、厄年を迎えるために厄除けの御札を授かりたいという場合、厄年は誕生日に関係なく厄年になる年の元旦から始まります。そのため、元旦から旧暦のお正月である節分の頃までには授かっておいた方が良いでしょう。
厄除け御札の祀り方
厄除け御札の祀り方は、以下のどちらで授与されたかによって異なります。
- お寺
- 神社
それぞれ詳しく解説していきます。
お寺で授かった場合
お寺で授かった御札は仏様の分身と考えるため、基本的に仏壇に納めてお祀りします。この時、御札とご先祖様の遺影が重ならないように注意しましょう。また、宗派によっては特定の仏様だけを本尊とする場合や、祈願を薦めない場合があるので、お祀りする前に確認すると良いでしょう。
神社で授かった場合
御札を神社で授かった場合は、神棚へ納めます。神棚は主に三社造りと一社造りがあり、それぞれの納め方は以下の通りです。
三社造りの場合 | 中央に神宮大麻、右に氏神神社の御札、左に厄除けやその他の崇拝神社の御札 |
一社造りの場合 | 手前から神宮大麻、氏神神社の御札、厄除けやその他の御札を重ねる |
もし神棚がない場合は、壁にテープで留めたりタンスや棚の上に置いてお祀りします。祀る場所は、家族の皆を見守ってもらえるリビングがおすすめです。水回りなど不浄な場所や騒がしい玄関は避けましょう。
神様が太陽を見られるように、御札の文字が東か南を向くようにして、神様を見下ろす形にならないように、御札が目線よりも高くなる位置にお祀りにします。壁に固定する際、画鋲やピンで穴を開けないように注意しましょう。
厄除け御札を祀る際の注意点
厄年は3年続くとも考えられるため、1年ごとに御札を交換するようにしましょう。厄年は数え年で、男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳・61歳の1年間を指しますが、それぞれの前年を前厄、後年を後厄とするため、3年は厄に注意する必要があります。
そのため厄年が続く場合、御札も引き続き祀り続けるものと考える人もいますが、御札の効力が続くのは約1年なので、1年ごとに交換するようにしましょう。
厄除け御札の処分方法
1年間お祀りした御札は新しい御札と交換する必要があります。その際、古い御札は授かった仏さまや神様へ感謝の気持ちを込めて返納するようにしましょう。もし、御札を授かったお寺や神社が遠く、参拝が難しいのであれば、近隣のお寺や神社で引き受けてもらえる場合もあるので、問い合わせてみましょう。
厄年を安心して過ごせるように厄除け御札を祀ろう
厄年は心身や社会的な立場、生活環境が変わりやすい時期であり、予期せぬ災難やトラブルが起こることも少なくありません。これから厄年を迎える人や、最近災難に見舞わがちな人は厄除けの御札をお祀りしてみてはいかがでしょうか。
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